
HOSHINOKO DAYORI
星の子だより
星の子リモルディング体験談(短頭+斜頭):A.Kちゃん

ゆがみレベル:短頭Lv2、斜頭Lv3
開始月齢:5.5ヶ月
装着期間:6ヶ月

ヘルメット治療を知ったきっかけは、下の子を妊娠中に姪がAHSに通いはじめたことでした。ヘルメットは入浴時以外は基本的に装着で、治療費もそれなりにかかると聞いたので、自分の子は向き癖をつけないように気を付けようと思っていました。
下の子を無事出産し、母乳をあげているとき、生まれながらにして絶壁であることに気づきました。なんか嫌だなあと思いながらも、成長とともに治ることに期待しました。そして退院後始まった二人育児は想像以上に大変で、毎日時間に追われていました。上の子は赤ちゃん返りや、イヤイヤ期で手がかかったので、下の子にはできるだけ寝ていてもらいたいと思う日々…。下の子は横向きにするとよく寝てくれたので、ついつい同じ向きのまま寝かせていました。
そして下の子が2か月齢近くになった頃、左側の後頭部が斜めになっていることに気づきました。このままではまずいと思い、できるだけ右側を向かせようと枕やタオルを置いたりして、試行錯誤すること約2か月。しかし、頭の形はほとんど変わりませんでした。
どうしようかと悩んでいた頃、ヘルメット治療をする前段階として、AHSで頭のゆがみ度測定コースというのがあると知り、月齢4カ月の時に初めてオフィスを訪れました。この時はまだ治療しようというよりも、歪みがどの程度か知りたいという気持ちで、できれば歪みが軽度であって、治療しなくていいレベルならいいなあと考えていました。しかし、結果は斜頭レベル3(中等度)、短頭レベル2(中等度)で、思っていたよりもシビアでした。そして、成長とともに歪みは目立たなくなるが、ヘルメット治療をしなければ基本的には頭の形は変わらずそのまま大きくなるということをスタッフさんから教えていただきました。それでもすぐに治療には踏み切れなかったので、少し時間をもらい、以前よりも気合いを入れて向き癖を矯正し、再測定することにしました。
しかし再測定の結果、歪みの程度がさらに悪化していました。少し良くなったかな?なんて思っていたので、これはショックでした。両親にも背中を押され、ついにヘルメット治療をすることにしました。
そんなこんなで、ヘルメット治療を始めたのは月齢6か月になる直前でした。治療開始直後は、正しい位置に装着できているのか、きつくないだろうか等、何かと心配になりました。そんな時はオフィスに写真を添付してメールすると、すぐに連絡をくださり、アドバイスしていただけました。それはとても心強かったです。また、娘がヘルメットを嫌がらないか不安でしたが、全く気にすることなく遊んだり寝たりと、今まで通りの生活ができていました。ヘルメットをしていることをいいことに、頭をゴンゴン壁にぶつけて楽しんでいるほどでした。
そして治療を開始して1か月後の測定で、歪みが改善されているのを確認できました。自己流で向き癖を矯正していた時は全く効果がなかったのに、ヘルメットを着けるとたった1か月で効果が出るのかと、ただただ驚きました。それ以降はヘルメットを装着するのが当たり前になり、時間が経つのがあっという間でした。上の子がやんちゃで、下の子はよく押し倒されていたので、ヘルメットをしていて良かった!!なんてことも度々ありました(笑)。
スターバンドを着けていると、「これ何?」と聞かれたり、頭を保護するためのヘルメットだと思われたり、また同じように頭の形の歪みで悩んでいても、ヘルメット治療を知らないお母さんに出会うこともありました。アメリカではかなり浸透していると聞きましたが、日本ではまだまだヘルメット治療については知らない人が多いような気がします。実際、私もたまたま姪が治療していたから知っていたわけで、そうでなければ治療せず、頭の形に悩んだままだったかもしれません。
いま治療を終えて一番に思うことは、スターバンド治療をできて幸運だったなということです。はじめは治療をするか、ものすごく悩みましたが、髪を結んだ時、お風呂で頭を洗った時など、娘のきれいになった頭を触るとすごく嬉しく、治療をして良かったなと思います。治療をするか悩んできたとき、大学病院の先生に、「治療してマイナスになることはないから、少しでもやりたいならやってみたら」と言われましたが、本当にその通りでした。
最後になりましたが、6か月の治療期間、新宿オフィスの皆様にはとてもお世話になりました。心配で何度かメールしてしまいましたが、迅速に、そして親身になって対応していただき、とてもありがたかったです。本当にありがとうございました。
2021年8月28日
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