
REMOLDING HELMET
赤ちゃんの頭を矯正するヘルメット治療とは?
ヘルメット治療で赤ちゃんの頭の形を矯正
成長過程にあるあかちゃんの「柔らかい頭」に、正確な計測データにもとづくヘルメットを装着し、頭の成長に合わせて理想的な形に矯正していく方法です。この手法が確立されたアメリカではすでに高い認知度となっており、多くのあかちゃんが理想的な頭の形を手に入れています。
スターバンドを使用した
ヘルメット治療とは
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あかちゃん一人ひとりに合った
ヘルメットを
作るために
機械(専用スキャナー)で計測 -
測定結果をもとに
ヘルメットを製作 -
ヘルメットを継続して装着
(平均矯正期間 5か月前後)
頭蓋変形の原因
皆さまは、「頭蓋変形」という言葉を聞いたことはありますか?頭蓋変形とは、いわゆる頭の形がいびつになる症状のこと。病気が原因で起こる二次的な症状以外に、同じ姿勢で寝続けるだけでも、柔らかい新生児の頭蓋骨は変形してしまうことがあります。
病気によるものの代表の一つは、頭の中に溜まっている髄液(通常は生産・循環・吸収を繰り返しながら一定の容量を保っています)の生産、循環、吸収の障害から頭が異常に大きくなってしまう「水頭症」。
もう一つが本来は頭蓋の成長と共にゆっくり時間をかけて閉じていく縫合線が部分的または全体にわたり早期に癒合してしまうことで、頭蓋の成長が妨げられてしまう「頭蓋骨縫合早期癒合症」です。
頭蓋骨縫合早期癒合症の発症率は非常に低く、4~16/10,000人と言われています。
この疾患は遺伝的要素が高く、広く知られる話(Favazza,M.D.1996)としては、紀元前のエジプトの王、アケナテン(King Akhenaton)が矢状縫合における癒合症で、彼の親族や子孫達にもその疾患があったとされています。
有名なツタンカーメン(King Tut)でその血統は絶えますが、彼もまた同様の疾患を受け継いでいました。当時、王家の頭の形状をステータスとしていたエジプトの上流階級層では、王の長すぎる頭の形状を真似るため、我が子の頭に布を巻きつけて長く矯正するようになり、それが慣例となり数千年続いたそうです。
当時、頭蓋骨縫合早期癒合症という病気はまだ発見されていませんでしたが、あかちゃんの頭蓋再形成術は既に行われていたというわけです。
これに対し、疾患が全くないにもかかわらず、頭の形がゆがんでいるあかちゃんがいます。このような変形は、出生前あるいは出生後(またはその両方)の頭の形成途中で頭蓋骨がまだ柔らかい時期に、偏った外力がその形成を妨げ続けた結果起こるもので、「位置的頭蓋変形症」と称されます。
頭の形状とその影響に対して非常に関心が高い米国において、位置的頭蓋変形症の赤ちゃんの発症率は、統計によると1/60人~1/300人と報告されております。
日本においては、位置的頭蓋変形症に関心が低く、保護者の方が「あれ?ちょっと頭の形が…」と違和感を覚えて乳児検診のときなどに小児科医に相談しても「問題ない」「ほうっておいたら治る」などと応じられることが多いようです。
そのため、日本における位置的頭蓋変形症の正確な発症率は不明ですが、米国のそれより顕著であることが想像できます。
位置的頭蓋変形症は、外見的には頭蓋骨縫合早期癒合症の赤ちゃんと似ている場合があるので、レントゲン撮影(場合によってはCTなど)で見分ける必要があります。この検査を受けずに位置的頭蓋変形症と安易に判断することは危険です。
では、これら病気ではない「位置的頭蓋変形症」には、具体的にはどのような原因があるのでしょうか。出生前から起こる先天性変形、出生後の環境で起こる後天性変形の例を挙げてみましょう。
ヘルメット治療/ヘルメット矯正の効果と実績
位置的頭蓋変形に対するヘルメット矯正とは、出生前の抑制された環境での頭の配置、分娩時圧迫や外傷、出生後の重力下における頭の向き、先天性斜頸などの影響により生じた頭蓋の変形に対して、一定期間のヘルメット装着により頭の形状を再形成するための矯正方法です。
生後3ヶ月から18ヶ月の乳幼児が中等度以上の頭蓋変形と診断された場合に適応対象となります。
位置的頭蓋変形を放置すると、顔面(下顎骨・眼窩・耳介位置)の非対称、前額の非対称隆起、後天的斜額、下肢や胸腰椎の変形、視覚・聴覚・顎の運動機能障害、偏頭痛などのリスクが高まる可能性が米国研究機関より報告されています。

米国における位置的頭蓋変形症のあかちゃんの発生率は1/60~1/300人とのこと。そんな中で、Orthomerica Products, Inc.社製のヘルメットは、2000年より約600,000人以上(そのうち、日本における実績は2007年より約10,000人以上)に及ぶ国内外の実績があります。
欧米では新生児、乳児のうつ伏せ寝に起因する突然死が急増したため、1992年より乳児には仰向け寝が推奨されるようになり、これが後頭部頭蓋変形を発症する乳児を急増させる結果になったと言われています。
本矯正は、こうした現状を背景に開発されました。日本では、頭蓋変形をきたした乳幼児に対し、余程の機能的障害を合併しない限り積極的な矯正は必要としておらず、長い間、頭蓋変形に対してその要因や影響について研究されることもありませんでした。
私たちはそんなご家族に寄り添い、ヘルメット矯正を通して明るいしあわせな未来になるようサポートさせていただきます。

これまでに数万人ものあかちゃんとご家族が
頭の形でお悩みになり私たちにご相談いただいています。
私たちはそんなご家族に寄り添い、
ヘルメット治療を通して明るいしあわせな未来になるよう
サポートさせていただきます。

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