
HOSHINOKO DAYORI
星の子だより

お住まい :岐阜県
ゆがみレベル: 斜頭Lv5
開始月齢 : 5ヵ月
治療期間 : 5ヵ月

産まれた時から右ばかり向いて寝ていた息子でした。うつ伏せの練習を始めた頃、右側が斜頭 になっていることに気がつき、反対側を向いて寝かせようとタオルをはさんだり左側から声をかけたりしても一時的に左を向くだけですぐに自分で右側を向いてしまっていたことを覚えています。正直、私達はこの頭の形も息子の個性かな、そのうち気にならなくなるかなと思っていました。
しかし、祖父母が息子の頭の形が気になると色々調べてくれており、そこで初めてスターバンド治療を知りました。当時、1日23時間、最長6ヶ月ほど装着する可能性があるということで、装着することによる息子へのストレス、皮膚トラブルの心配などマイナス面ばかり気になってしまい、治療を始めるのに抵抗がありました。また、2歳の娘もいるため、岐阜から名古屋に定期的に通うことへの大変さが目に見えており、なかなか決心がつかずにいました。とりあえず診察だけでもと言う、祖父母の強い勧めで、あいち小児医療センターの「頭のかたち外来」を受診することにしました。頭のかたち外来を受診後、松本義肢製作所 にてスタースキャナー での頭部測定をしてみると、息子は超重度の斜頭症だということがわかりました。それまで治療を始めるのに抵抗があった私達も、測定結果を目にして、治療できるのであれば治療してあげたい、決して安価ではない治療を受けることが出来るのは幸せなことなのだ、と考えを改め治療を始めることにしました。
スターバンドを初めて装着したときは、思っていたよりも嫌がらず装着することができました。装着方法や皮膚トラブルが起こったときの対応など、細かく教えていただき、安心して治療を始めることができました。特に大きな問題もなく目標の1日23時間装着できるようになり、治療開始後初回のスキャンでは驚くほどの効果が表れていました。その後も少しずつ綺麗な形に成長していき、3ヶ月半の装着で卒業することがでました。開始時期が3月だったため、梅雨や夏の暑い時期にスターバンドをつけて過ごさなければならないと覚悟していましたが、幸い目立った皮膚トラブルもなく短期間で卒業する事ができ、すごく嬉しく思っています。ただ、毎日長い時間装着しているため、汚れや匂いもすぐについてしまい、息子がぐずって泣いてしまうと頭は汗でびしょびしょになり、その都度外してケアを行い大変なこともたくさんありました。しかし、測定を楽しみに家族とともに頑張ってきました。また、松本義肢製作所のスタッフさんは私に対しても「お母さんが毎日頑張っているからですよ。」と声をかけてくださり、すごく嬉しく思いました。
最初は治療に対して抵抗があった私達ですが、今では丸くなった息子の頭をなでるのが私の幸せを感じる瞬間となっています。息子も本当によく頑張ってくれました。治療して本当によかったと思っています。
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