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赤ちゃんの後頭部に目立つハゲがあると、親としては気になってしまうかもしれません。赤ちゃんの後頭部にハゲができる原因はいろいろありますが、中でも多いのが就寝時にできる寝ハゲです。
本記事では、赤ちゃんの後頭部に寝ハゲができる原因や、寝ハゲと他のハゲとの見分け方、赤ちゃんの寝ハゲの対策法について解説します。
目次
赤ちゃんに寝ハゲができる原因
赤ちゃんの寝ハゲとは、その名のとおり、赤ちゃんが寝ている間にできるハゲのことです。低月齢の赤ちゃんは、1日の大半を寝て過ごすため、後頭部と敷き布団、あるいは枕の間が擦れやすくなります。
もともと赤ちゃんの髪の毛は細くて柔らかいため、繰り返し摩擦が起こると髪の毛が抜けてしまい、後頭部に寝ハゲができてしまうのです。
寝ハゲの症状は人それぞれで、一部のみうっすら髪の毛が薄くなる子もいれば、広範囲にわたってごっそり髪の毛がなくなってしまう子もいます。特に元から髪の毛が多い赤ちゃんは、寝ハゲになった部分との落差が大きいため、ハゲが目立ちやすい傾向があるでしょう。
頭を振る癖や、髪の毛をつかむ癖がある子は寝ハゲになりやすい
赤ちゃんの寝ハゲは誰にでも起こり得る症状ですが、頭を左右に振る癖がある子や、自分で髪の毛をつかむ癖のある子は寝ハゲになりやすいと言われています。ここではそれぞれの原因や特徴について解説します。
ヘッドバンギング(頭を左右に振る)による寝ハゲ
赤ちゃんが頭を左右に振る行為はヘッドバンギングと呼ばれており、生後数カ月から就学前の幼児によく見られる症状です。
ヘッドバンギングが起こる理由は明らかにはなっていませんが、以下のような説が挙げられています。
- 1.寝る前にリラックスするため
- 2.体の発達を促すため
- 3.不安を落ち着けるため
1は頭を振って一定のリズムを与えることで、心をリラックスさせ寝付きを良くする効果があると言われています。
2は頭を振ることで耳の奥にある平衡感覚器官を刺激し、体の発達を促すためとされています。
3は1とよく似ていて、一定のリズムで頭を動かすことで、不安を和らげる目的があるという説です。
いずれのケースも、赤ちゃんにとってネガティブな行動ではないため、頭を左右に振ること自体は過度に心配しなくてもよいでしょう。
一方、頭を左右に激しく振ると、後頭部と寝具の摩擦が強くなり、寝ハゲが進行しやすくなります。頭を左右に振る仕草を無理に止める必要はありませんが、寝ハゲを防ぎたいのなら適切な対策を行いましょう。
髪の毛をつかむ癖による寝ハゲ
自分で髪の毛をつかむ癖については、注意が必要なケースとそうでないケースがあります。
眠気で顔や頭を擦っている間に、髪の毛を反射的につかんでしまったというケースなら、一時的な癖なのでさほど心配する必要はありません。
一方、頭部にかゆみを伴う湿疹ができた場合、不快感から髪の毛をつかんで引っ張ってしまうこともあります。湿疹は放っておくと酷くなる場合があるので、頻繁に髪の毛をつかんで引っ張るような仕草が見られるときは、頭部に湿疹ができていないか確認してみましょう。
寝ハゲと他のハゲの見分け方
赤ちゃんのハゲには、寝ハゲ以外にもさまざまなパターンがあります。原因が異なると対処法も変わってくるため、赤ちゃんにハゲが見つかったら寝ハゲなのか、その他のハゲなのかチェックしましょう。
ここでは寝ハゲ以外の赤ちゃんのハゲと、それぞれの特徴をまとめました。
新生児生理的脱毛
新生児生理的脱毛とは、新生児期~生後6カ月くらいまでの間に見られる髪の毛の生え替わりのことです。
人の髪の毛は成長期・退行期・休止期の3つのサイクルを繰り返して成長しています。新生児期~生後6カ月くらいまでの時期は、ちょうど休止期に入る髪の毛が増えるタイミングの場合が多いようです。休止期に入った髪の毛は自然と抜け落ちていくため、一度に大量の髪の毛が休止期に突入すると、大きなハゲができてしまうことがあります。
なお、休止期に入った髪の毛は成長期に入れば新しく生えてくるので心配は無用です。新生児生理的脱毛は頭部全体で起こるので、寝具との間で摩擦が起こりにくい前頭部や頭頂部などにハゲができたら、新生児生理的脱毛の可能性があるでしょう。
乳児脂漏性湿疹によるハゲ
乳児脂漏性湿疹とは、大量に分泌された皮脂によって頭皮にかさぶたができたり、乾燥したりする症状のことです。母体から受け継いだホルモンの影響による過剰な皮脂分泌や、常在菌の一種であるマラセチア菌の増殖などが主な原因とされていますが、はっきりした原因はまだ分かっていません。
主な症状はかゆみや頭皮の赤み、黄みがかったかさぶたなどですが、まれに脱毛を伴うこともあり、ハゲの原因になる場合もあります。
頭部のかゆみの影響で赤ちゃんが自分の髪の毛を引っ張ってしまい、抜け毛につながるケースもあるでしょう。軽症の場合は頭部を清潔に保つためのケアを行うことで改善されることもありますが、重症化した場合は医療機関でステロイド外用薬などの投与を行うこともあります。
寝ハゲは髪の毛が抜けるだけで、頭部に異常が見られるケースはほとんどありませんが、抜け毛を伴う乳児脂漏性湿疹は皮膚に明らかな異常が見られることが多いため、見分けがつきやすいでしょう。
【医師解説】脂漏性湿疹とヘルメット治療との関係について
赤ちゃんの寝ハゲを対策する3つの方法
赤ちゃんの寝ハゲは、寝転がっていることが多い時期に起こりやすい症状です。成長とともに、寝返りを打ったりお座りできたりするようになれば、後頭部と寝具との間に摩擦が起こる頻度も少なくなり、自然と寝ハゲも解消されると言われています。
しかし、寝ハゲが自然と治るまでにはある程度の時間を要するため、「治るまで見た目が気になる」という方も多いでしょう。赤ちゃんの健やかな成長を促すためにも、寝ハゲを予防する対策法を日頃より実践するのがおすすめです。
ここでは赤ちゃんの寝ハゲを予防する対策法を3つご紹介します。
1. 寝る姿勢を変えてみる
毎回仰向けに寝かせ続けると、後頭部のみ長時間摩擦にさらされることになります。摩擦が起こる頻度や時間が多くなるほど寝ハゲのリスクは高くなるため、授乳などのタイミングごとに赤ちゃんの寝る姿勢を変えてみましょう。例えば、最初は仰向けに寝かせ、次回の授乳の後は右向きに寝かせるなどです。
なお、うつぶせ寝は乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が高くなると言われています。(※)後頭部の寝ハゲが気になるからといって、赤ちゃんを頻繁にうつぶせに寝かせることは控えましょう。
※出典:厚生労働省. 「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」
2. 体を起こす時間をつくる
寝ハゲは体を横にしている時間が長いほど起こりやすいので、意識的に体を起こす時間をつくってあげるのも一つの方法です。
例えば、寝返りの練習をさせたり、バウンサーに乗せてあげたりするとよいでしょう。首が据わったら、縦抱きにして後頭部に摩擦が起こらないようにするのも有効です。
3. 赤ちゃんの寝具を工夫する
1日の中で眠っている時間の多い赤ちゃんは、敷き布団、枕などと頭が擦れる割合も多くなります。頭部との摩擦自体を完全に防ぐことは難しいため、赤ちゃん用の寝具選びを工夫し、摩擦を最小限に抑えられるようにしましょう。
赤ちゃんの寝ハゲと赤ちゃんの頭の歪みについて
1日の多くを寝て過ごす赤ちゃんは、後頭部を中心に寝ハゲができやすい傾向があります。物理的な摩擦が原因であるため、さほど心配する必要はありませんが、見た目が気になる場合は赤ちゃんの寝る姿勢を変えてみたり、起こす時間をつくったり、摩擦を減らす寝具を使ったりなどの対策を講じてみましょう。
寝ハゲが左右どちらか片方についている場合はすでに頭の形が左右非対称になっている可能性があります。赤ちゃんの頭を真上(頭頂)からみていただき、寝ハゲのある側が扁平している場合は注意が必要です。
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