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スターバンドブログ
退院後、赤ちゃんと自宅や実家での生活がスタートしてまず気になるのが、赤ちゃんと外出していいのかどうかという人も多いのではないでしょうか。新生児期の外出はNGなのか、赤ちゃんとお出かけはいつからOKなのかなど、母子ともにデリケートな時期だからこそ、外出すべきかの判断には迷ってしまうものです。
そこで今回は、新生児(赤ちゃん)との外出のタイミングや、外出時の持ち物、注意点など気になるポイントを解説します。
また、AHS Japanの測定コースに初めて参加される方に向け、当施設へのおすすめの持ち物をご紹介します。
目次
新生児期の外出は控えめに
新生児期(生後28日まで)の赤ちゃんは免疫機能が発達しておらず、体温調節機能も未熟な状態です。また、お母さんにとってもデリケートな時期であるため、外出はなるべく控えた方がよいでしょう。
しかし、2人目以降の産後である場合、自宅や実家で赤ちゃんを預かってくれる人がいないなど、やむを得ない事情から新生児期の赤ちゃんとの外出が必要になることもあるかもしれません。その場合、外出は極力短時間にとどめましょう。生後2週間程度は外出せずに済むよう、産前に必要な物品の調達やスケジュール調整などはできる限りの準備をしておくことをおすすめします。
赤ちゃんとのお出かけは生後1カ月をめどに
日本では生後1カ月頃に行われる1カ月健診で、医師に身体の状態を確認してもらってから赤ちゃんとの外出をスタートさせるケースが多いようです。ただし、1カ月検診を終えたからといって、赤ちゃんの体がすぐに適応できるわけではありません。それまで屋内で過ごしてきた赤ちゃんにとって、外の世界はさまざまな刺激にあふれており、ちょっとした環境の変化で体調を崩してしまうこともあります。赤ちゃんとの外出は、以下のステップを参考に少しずつ時間や距離を長くしていきましょう。
ステップ1:まずは外気浴から
まずは赤ちゃんを外の空気に触れさせることから始めましょう。外気浴は直接外に出て太陽の光を浴びるのではなく、間接的に太陽の光や外気に触れることを指します。
最初は室内で窓を開けて外気に触れさせることからスタートし、生後1カ月を過ぎた頃からはベランダや庭などに出てみるとよいでしょう。ただし、夏場は気温の高い昼間を避けたり、冬場は比較的暖かい昼間に行うなどの配慮が必要です。
ステップ2:近所をお散歩
外気に慣れてきたら、近所を少しお散歩してみましょう。この場合も、なるべく屋内との温度差の少ない時間に行います。時間は1回数分から長くても30分程度を目安にしましょう。
近所をお散歩する場合も外の気温に適した服装を選んだり、夏場は日傘をさしたり日陰を歩くなど日焼けには注意が必要です。
ステップ3:近所でお買い物
近所のお散歩に慣れてきたら、近所のスーパーやショッピングモールにお買い物に出かけてみましょう。赤ちゃんが泣いた場合すぐ帰宅できる距離の場所を選び、授乳室や赤ちゃん用の休憩室があるとより安心です。
この場合も、時間は長くなりすぎないように注意し、途中で授乳をする場合も1回の授乳で済む程度の時間にとどめましょう。また、汗をかいていないか、体が冷えていないかもこまめにチェックしましょう。
ステップ4:ちょっとした遠出にも挑戦
近所のお出かけに慣れてきたら、ちょっとした遠出にも挑戦してみましょう。遠出する場合は、事前に移動方法や所要時間、混雑する時間、必要な持ち物などをしっかりチェックしておくことが大切です。
同世代の赤ちゃんが集まりやすい児童館や赤ちゃん休憩室、キッズルームが充実しているショッピングモールなどは、赤ちゃんだけではなく周りの大人も安心して過ごしやすいのでおすすめです。
赤ちゃんとの外出時の持ち物
赤ちゃんとの外出を安心して楽しむためには、事前に必要な持ち物をきちんと準備しておくことが大切です。ここからは赤ちゃんとの外出時に必ず準備しておきたい持ち物を紹介します。
おむつ・おしりふき
近所へお買い物に行く場合でも、おむつやおしりふきは持っていくようにしましょう。行き先がごく近場であっても、おむつは2~3枚持っていくのがおすすめです。
また、おしりふきに加え、使用済みのおむつを入れられるビニール袋も必ずセットで準備しましょう。お出かけ用の小さめのおしりふきはもちろん、量が減ってきたおしりふきをお出かけ用にストックしておくと荷物がかさばらず便利です。おむつ替え用のシートがあるといざというときにも役立ちます。
着替え
赤ちゃんの着替えも準備しておくとよいでしょう。まだ外で遊びまわることのできない赤ちゃんでも、ミルクの吐き戻しなどで服を汚してしまうことは少なくありません。また、抱っこひもの中で汗をかいてしまうこともあります。
赤ちゃんの着替えを一式セットにしてファスナー式の保存袋などにいれておくと、汚れた服を入れて持ち帰れるため便利です。
ミルク・授乳ケープ
ミルクや授乳ケープも準備しておくと便利です。授乳期の外出では、授乳したいタイミングで授乳室が見つからないこともあります。ミルクを飲める赤ちゃんであれば、キューブやスティックタイプのミルクが便利です。お湯の入った水筒と一緒に準備をしましょう。
また、最近ではお湯で溶かさなくてもそのまま飲めるタイプのミルクもあります。お出かけ時にもスムーズに飲めるように、自宅でミルクに慣れておくのもよいでしょう。ミルクを飲みたがらない赤ちゃんの場合は、授乳ケープを準備しておきましょう。
赤ちゃんの頭のゆがみ度測定コースに参加される方へ
ヘルメット治療の世界屈指のシェアブランド「スターバンド」のAHS Japanではおむつ交換台や授乳スペースも完備しています。先に書いたものをお持ちいただくことはもちろんのこと、追加で持ってきていただきたいものを紹介します。
お気に入りのおもちゃ、動画
STARScannerは人体に無害なレーザーを使用した安心・安全のスキャナーです。所要時間はわずか1.5秒ですが、赤ちゃんはその間静止しておく必要があります。ご機嫌が悪いと泣いてしまう可能性があるので日頃からお気に入りのおもちゃや動画などで気を逸らして撮影することも考慮に入れていただければと思います。測定コースでは約1時間、赤ちゃんの頭の形状やヘルメット治療の概略、治療に当たっての注意点、Before&Afterなど詳細にお話いたします。お兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に来られる方は飽きてしまうかもしれません。ぬり絵やシールなども持ってきていただく方が良いでしょう。
母子手帳
母子手帳には出産時の頭や胸の周径が書かれているページがあります。STARscannerでは正確な頭囲が計測できますが、月齢に比べて大きめなのか、小さめなのか、それは産まれた時からなのかと確認できるので参考になる重要な情報です。
赤ちゃんとの外出時に注意すべきポイント
赤ちゃんとの外出にはいくつかの注意点があります。赤ちゃんとの外出をより安心できるものにするために、次のポイントに注意しましょう。
長時間の外出は避ける
大人でも長時間外出するのは疲れるという方も多く、外出先から自宅に戻ってくるとホッとするという方も多いでしょう。まだ十分に体力のない赤ちゃんにとっても同様に長時間の外出は大きな負担となります。特に夜遅くの外出は赤ちゃんの生活リズムを崩してしまうため避けましょう。
食事や睡眠のペースはいつものままで、外出はそれ以外の時間内で行うイメージで計画を立てましょう。
寒暖差に気を付ける
赤ちゃんは体温調節機能が未熟で、汗をよくかきます。寒暖差に気を付けてあげる必要があります。赤ちゃんは、抱っこひもの場合は抱っこする人と接する部分、ベビーカーの場合は背中部分に汗をかきやすいため、真夏は保冷剤や扇風機などを利用しましょう。
また、室内と室外での寒暖差に対応できるよう、ベストやおくるみなどがあると便利です。薄着のものを重ね着しておき、室温に応じて脱ぎ着する方法もよいでしょう。
しっかりとホールド
短時間の近所への外出であっても、抱っこひもやベビーカーを使うようにしましょう。何かにぶつかった拍子に赤ちゃんが手から離れてしまうと大きな事故に繋がります。そのため赤ちゃんの体がお母さんの手から離れないよう、しっかりとホールドしてあげましょう。
また、赤ちゃんを車に乗せる際は、新生児からベビーシートなどのチャイルドシートを使用しましょう。産院から自宅へ帰る際などの生まれて間もない状態でも、ベビーシートなどのチャイルドシートは使用できます。赤ちゃんを抱っこした状態で車に乗ることは避けましょう。
ゆとりあるスケジュール
赤ちゃんとのお出かけでは、突然授乳やおむつ替えが必要になることもあります。移動途中に赤ちゃんが泣き出し、いったん移動を中断するようなことも珍しくはありません。
予想外の出来事が起こった場合を想定して余裕を持ったスケジュールで外出をし、赤ちゃんの健康面も考慮し、混雑する時間帯や場所も極力避けましょう。
参考サイト
・kosodate LIFE 生後 1ヶ月の外出「長時間お出かけは?」「コロナ禍で気をつけることは?」
・MAMADAYS 【医師監修】生後1ヶ月の赤ちゃんの外出はいつから?どこまで外出できるの? | MAMADAYS(ママデイズ)
まとめ
新生児(赤ちゃん)の外出はスモールステップで
赤ちゃんとのお出かけは楽しみが多い反面、注意すべき点も多くあります。赤ちゃんの体調はもちろん、その日の気温や外出先の混雑状況なども踏まえ、あくまでも赤ちゃん優先でのスケジュールを考えましょう。新生児期の外出は控えめにし、まずは外気浴から始めるスモールステップで少しずつ外の環境に慣れさせてあげることをおすすめします。
AHS Japanの「赤ちゃんの頭のゆがみ度測定コース」を受けられるのは生後2か月からです。オフィスには授乳スペースやおむつ交換台もありますので安心してご来社ください。空調管理もしておりますが、寒暖が気になった際にはお気軽にスタッフにお声がけいただければと思います。向かっている途中でトラブルがあった際も、空いていれば時間変更可能ですので焦らずにご連絡ください。皆様のご来社をお待ちしております。
理学療法士・義肢装具士の資格を持つAHSJapan編集メンバーがヘルメット治療や赤ちゃんの頭の形に関するコラムを交代で執筆・ヘルメット治療体験談を掲載しています。
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