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HOSHINOKO DAYORI

星の子だより

星の子リモルディング体験談(斜頭):T君

 

お住まい: 東京都

ゆがみレベル:斜頭:Lv4

開始月齢: 4.5ヶ月

装着期間:3.5ヶ月

 現在治療を終えて、息子のまるくなった頭をたくさん撫でてあげられる事が何よりも嬉しい日々です。お世話になったAHS Japan さんや、かただ小児科クリニックさんへ、感謝の気持ちでいっぱいです。同じように赤ちゃんの頭の形で悩まれている方に私の体験談がお役にたてば幸いです。

 息子の頭の形について意識し始めたのは出産翌日です。新生児健診で回診に来られた先生が、「お子さんの頭のこぶですが、特に病変ではなさそうなのでこのままで大丈夫だと思います。」と仰られたのです。出産したばかりで、まだ頭の形すら気になっていなかった私は驚きました。ただその時は“頭の形が目立っているらしい”くらいの気持ちで病気ではない事に安堵して過ごしていました。しかし数日後、頭のこぶがある為に反対側に向き癖がついてしまった事が気になり始めました。そこから多数の助産師さんや先生に相談しました。「向き癖は成長すると共に自然に治ります」と決まって教えて頂きます。しかし、向き癖とその先に頭の形が変形することや、対策について教えて頂ける機会が残念ながらありませんでした。向き癖は無理に治す必要はないと言われましたので、左を向いたまま私は治す事もしていませんでした。そしてはじめは頭のこぶを気にしていましたが、次第に反対側の後頭部の凹みが気になるようになっていました。

 ここからも時間がかかりました。時間を費やしてネットで調べました。「へルメット」というワードに辿り着くまで数週間。そこから家族と相談したり悩む時間もありました。赤ちゃんにヘルメットをつけて、私自身が管理できるのかと不安もありました。最終的には測定だけでも早めにしたいと思い、首が座ってきたタイミングで受診しました。

 幸いにも都内に住んでおり、医療機関も複数近くにあり、早めに治療開始に至ることができました。もし、自身が地方で受診が難しい地域だったり、治療開始が遅くなっていたら治療を諦めていたかもしれません。

 AHSさんや専門医の先生方にお願いしたい事、それはもっと日本でヘルメットの治療を普及させて頂きたいという事です。助産師さんや小児科の先生の中でも、頭の形は自然と治るなどアドバイスを頂く事がありました。しかし息子の場合はスターバンドなしには難しかったのでは?と思っています。病気ではないので優先度が低かったのかもしれませんが、せめて、頭の形を診る専門医がいる事や、ヘルメット治療がある事、タミータイムの指導などの初期段階の対策をもっと早く知りたかったです。産後の機会(産院や乳児健診、助産師訪問等)で向き癖の先にある情報を知っていたら、と何度も思いました。

 治療の申込みを済ませた後は早く事が進み、ヘルメット初装着まで2週間かかりませんでした。早めの治療が良いとされている中で、このスピード感は大変ありがたいです。

 治療自体もあっという間でした。まずは治療開始4週後の初評価で斜頭がレベル4から2に改善し、かなり手応えを感じました。2回目の測定で斜頭レベル2から標準まで改善しており、開始から10週間のヘルメット装着で形が完成した事には驚いています。治療をするか悩んだ数日間を後悔するほど嬉しさで拍子抜けしました。

 息子は0歳、4月で保育園に入園させます。ヘルメットが不可の保育園もありますので5ヶ月間の装着がリミットでした。ギリギリまでつけてもらおうと思っていましたが、入園までに余裕を持って卒業できました。

ちょうど首が座ってすぐ治療開始できた事、そして11月の涼しくなってきた時なので装着時間をしっかりキープできた事、環境も非常にいい中で進められました。ヘルメット圧迫部分の肌トラブルがありましたが、メールですぐ対応頂けましたし、かただ小児科クリニックさんですぐに診察をして頂き、症状も改善できました。親身になってご対応いただきありがとうございました。とても安心出来ました。

 最後に、ヘルメット治療は本当にやってよかった治療でした。頭の形に悩まれている方で適応がある場合は、ぜひ挑戦する事を勧めたいと思います。頭が柔らかい限られた時期に、最大6ヶ月という短期間で行う治療です。ひとりでも多くの、赤ちゃんの頭の形に悩まれているパパママにヘルメット治療の情報が届くことを願っています。

2022年4月16日

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