
HOSHINOKO DAYORI
星の子だより

赤ちゃんの頭は頭蓋骨が柔らかいため、歪んで形が悪くなってしまうことがあります。頭の歪みは自然に治ることもありますが、歪みが治らず思わぬ問題に発展するケースもあるので注意しましょう。
本記事ではなぜ赤ちゃんの頭が歪んでしまうのか、その原因や対処法について紹介いたします。
目次
赤ちゃんの頭が歪んでしまったときに考えられる原因4つ

赤ちゃんの後頭部が平らになっている状態を絶壁と呼びます。また、頭のてっぺんの左右の部分が大きい状態で角張ってしまう、ハチ張りの状態になる赤ちゃんも少なくありません。
絶壁やハチ張りなど、頭の歪みが起きる原因はいくつか考えられます。まずは、赤ちゃんの頭の歪みが起きているときに考えられる原因をチェックしていきましょう。
寝るときのクセがある
赤ちゃんはほとんどの時間を寝て過ごしています。寝るときのクセによって外圧がかかり、頭の歪みが起きるケースはかなり多いです。
赤ちゃんが上を向いて寝ている場合には、後頭部が平らになる絶壁のクセがつきやすくなります。また、どちらか一方の横向きで寝るという向きグセのある赤ちゃんも多く、頭の左右いずれかが平らになってしまうことがあるのです。
こういった寝るときのクセを直さないままにすると、頭が伸びたような形になってしまいます。
出産のときに頭が歪んでしまった
出産のときに、なんらかの原因で頭の歪みが起きてしまうケースも少なくありません。
特に多いのは、出産時の吸引分娩が原因となる頭の歪みです。難産のときに赤ちゃんの頭に吸引カップをつけて吸引圧をかけて引っ張る処置をすると、頭が伸びたような形になってしまうことがあります。
また、難産になると産道に長時間頭を挟まれることになり、歪みが生じやすいです。
他に、早産が頭の歪みの原因となるケースもあります。早く生まれた赤ちゃんの頭蓋骨は正常の週数で生まれた赤ちゃんに比べて柔らかいため、どうしても歪みが起きやすくなってしまいます。
妊娠中に歪みが起きるケースもある
赤ちゃんがお腹の中にいるときに、既に頭が歪んでしまうこともあります。
妊娠中に逆子だった場合、産後に赤ちゃんの頭の歪みが気になることがあるかもしれません。通常の状態であれば赤ちゃんの頭は母体の骨盤にはまり込むため圧力を受けにくいのですが、逆子の状態が続くと外圧を受けて頭が多少歪んでしまうことがあるのです。
また、双子など多胎妊娠の場合、お腹の中のスペースは単胎妊娠に比べかなり狭くなります。この狭さによって体の歪みが引き起こされるケースもあります。
遺伝による問題が潜んでいることも
赤ちゃんの頭の歪みには、遺伝による問題が潜んでいるかもしれません。
赤ちゃんの頭の歪みには、遺伝子異常によって起こるアペール症候群やクルーゾン症候群などの病気が潜んでいるかもしれません。
これらの病気の症状の1つに、頭蓋骨縫合早期癒合症があります。頭蓋骨縫合早期癒合症とは、赤ちゃんの頭蓋骨の柔らかいつなぎ目が通常よりも早い段階でつながってしまう症状です。
頭蓋骨が早くくっついてしまうと頭の成長がうまくいかなくなり、形がいびつになってしまうことがあります。頭蓋骨縫合早期癒合症が起きていると、脳の発達にも影響が出ることがあるので注意が必要です。
赤ちゃんの頭が歪んでしまったときに考えられるリスク
赤ちゃんの頭の形が悪い場合、様子を見ているうちに自然と形が整っていくケースは少なくありません。その一方、頭の歪みが大きなリスクに発展する可能性も考えられます。
具体的には、以下のような問題が起きることがあるので注意しておきましょう。
頭が歪んだまま成長してしまう
赤ちゃんの頭の形の悪さを放置していると、絶壁やハチ張りの状態で頭蓋骨が固まってしまうかもしれません。
頭の形の歪みは、顔全体の印象を左右します。顔が大きく見えたり、頭が張って見えたりする場合もあるでしょう。また、頭の形が悪く好きなヘアスタイルにできなかったり、帽子をかぶったときにスタイルが決まらなかったりといった問題が起きる可能性も考えられます。
脳の発達に影響が及ぶこともある
赤ちゃんの脳は、生後半年程度で約2倍というサイズにまで成長します。そのため、赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかい状態になっており、脳の成長に合わせて柔軟に伸びていくのです。
しかし、頭の歪みが起きているときや頭蓋骨縫合早期癒合症の症状が起きているときには、脳の成長が阻害される可能性があります。
赤ちゃんの脳がうまく成長しなかった場合、あとあとの成長発達や運動発達に悪影響が及ぶリスクも考えられます。
赤ちゃんの頭が歪んでしまっているときの対処法
赤ちゃんの頭は生まれたての頃は柔らかく、月齢が進むごとに少しずつ頭蓋骨が固くなっていきます。赤ちゃんの脳の成長に合わせて頭は少しずつ大きくなっていくため、成長に対応できるよう頭蓋骨にはある程度の柔らかさがあるのです。
個人差はありますが、赤ちゃんの頭の形が整うのは1歳頃です。頭蓋骨が固くなってから頭の形を矯正しようとしてもうまくいかないことがあるので気をつけましょう。
1歳を超えると成長スピードも緩やかになるので、治療効果は減少していきます。ただし、予定日よりも早く産まれた場合や頭囲にも関係してきますのでご検討の際はAHS Japanに直接お問い合わせ下さい。
寝るときのクセが原因の頭の歪みや、出産時に起きた頭の歪みが起きているときには、早い段階で矯正してあげたい人も多いでしょう。
赤ちゃんの頭の歪みが気になるときには、専門医に相談することをおすすめします。
かつては、赤ちゃんの頭の歪みは自然に治るものなので気にする必要はないと考えられていました。しかし、赤ちゃんの頭の歪みには思わぬ病やトラブルが潜んでいることもあります。
頭の形が悪くても問題ないだろうと自己判断してしまうと、後で思わぬ問題に直面することになるかもしれません。赤ちゃんの将来のためにも、早めに専門家に相談してみましょう。
赤ちゃんの頭の歪みに関する相談先は、まずはかかりつけの小児科医が適任ですが、形成外科や脳神経外科などの専門外来に相談するという方法も考えられます。
頭蓋骨縫合早期癒合症が起きているときには、手術が選択されることがあります。まだ頭蓋骨が柔らかい1歳以下の時点で適切な治療ができれば、その後の発達に影響がおよびにくくなるのです。
赤ちゃんの頭の歪みがそれほどひどくない場合には、ヘルメット治療によって矯正できます。絶壁やハチ張りといった頭の形を、オーダーメイドのヘルメットを使って治していく方法です。
赤ちゃんの頭の形が気になるときは専門家に相談しよう
赤ちゃんの頭蓋骨は柔らかく、ちょっとしたことが原因で歪みが起きてしまいます。歪みが気になっても、両親など周囲の人から問題はない、そのうち治ると言われそのままにしている人もいるかもしれません。
しかし、歪みの原因によっては大きな問題に発展することもあるので、自己判断は避けた方がよいでしょう。赤ちゃんの頭の歪みが起きているときには、専門家に相談し適切な治療をすることをおすすめします。
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