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HOSHINOKO DAYORI

星の子だより

赤ちゃんの成長・育児について

赤ちゃんの利き手が分かるのはいつ?利き手を見分けるポイントや矯正の必要性を解説

2023.09.09
2024.01.30

赤ちゃんがものを持ったりつかんだりするようになると、右手と左手のどちらが利き手になるんだろう?と気になる親御さんもいるでしょう。最近はトレーニング用の箸も右利き用と左利き用が販売されているので、早めに知っておきたいというニーズも高まっています。

本記事では、赤ちゃんの利き手がいつ分かるのかや赤ちゃんの利き手を見分けるポイント、矯正の必要性について解説します。

赤ちゃんの利き手が分かるのは4歳頃

赤ちゃんの利き手に関する研究としては、アメリカの著名な小児科医 アーノルド・ゲゼルが発表したものが有名です。ゲゼルの研究によると、子供の利き手は左右どちらか分からない時期を経て、4歳頃に固定されるという結果が得られたそうです。つまり0~3歳くらいまでの間は、左右どちらの手を使っていても利き手がどちらか判別するのは難しいことになります。

赤ちゃんがスプーンやフォークなどのカトラリーを使い始めるのは、一般的に1歳頃といわれていますが、この時期は右利きなのか左利きなのかはまだ定まっていない時期です。スプーンやフォークを右手に持ったり、左手に持ち替えたりするのを見ていると、利き手はどっち?と不安になるかもしれませんが、どちらの手を使っていてもおかしくない時期なのでそっと見守ってあげるとよいでしょう。

赤ちゃんの発達と利き手

赤ちゃんは生後3カ月くらいからものを握れるようになります。ただ、小さいうちは両手を一度に使えず、右または左のいずれかを使っているだけです。そのため、右を使うことが多いから右利き、左でものを持ったから左利きと一概に決めつけることはできません。さらに月齢が進み、生後8~10カ月くらいになると興味のあるものに指先を向ける指さしが始まりますが、こちらも左右差は特にないといわれています。

利き手がはっきり決まるのは4歳くらいからなので、片方の手しか使えない間は左右どちらの手を使うことが多かったとしても、利き手を判断するのは難しいようです。

赤ちゃんの利き手を見分けるポイント

赤ちゃんの利き手が気になるなら、利き手がはっきりし始める4歳頃からどちらの手を使っているか観察してみましょう。具体的には、以下のようなシーンでどちらの手を使うかをチェックすると、利き手を判別する基準となります。

  1. 1.自発的に何かを取ろうとしたときに伸ばす手
  2. 2.誰かに差し出されたものを受け取ろうとする手
  3. 3.スプーンやフォークなどを持つ手
  4. 4.転びそうになったときにとっさに出る手
  5.  

ただし、2に関してはものの差し出し方によって利き手とは異なる手で受け取ってしまうケースもあります。例えば親御さんが右利きの場合、無意識に赤ちゃんの右手の方に向かってものを差し出してしまいがちです。その場合、たとえ赤ちゃんが左利きでもとりあえず右手の方で受け取ってしまうことがあります。赤ちゃんの利き手を知りたいのなら、ものを渡すときは左右どちらかに偏らず、ちょうど中央あたりに差し出してあげるとよいでしょう。

赤ちゃんの利き手は矯正した方がいい?

統計によると、利き手の割合は圧倒的に右手が多く、左利きは人種や時代を問わず少数派とされています。そのため、ほとんどの場所やものは右利きを想定して作られています。また、左利きの人が右利きの集団の中で生活すると、思わぬシーンで不便さを感じることも少なくありません。

以下では一例として、少数派である左利きが生活で不便さを感じやすいシーンを紹介します。

  1. 1.はさみや定規が使いづらい
  2. 2.自動改札機や自動販売機が使いにくい
  3. 3.食事のときに右利きの人と腕がぶつかりやすい
  4. 4.ノートを取ると手が黒くなる
  5. 5.習字で苦労する
  6. 6.スポーツ用品を自由に選べない
  7.  

1や6に関しては以前に比べると選択肢が増えてきていますが、右利きに比べると圧倒的に数が少ないのが実状です。特に自分専用のものではなく、学校や会社の備品を使わざるを得ない場合、使いづらくて四苦八苦するケースが多いようです。

また、4と5に関しては就学後に不便さを感じる場合が多いことから、親御さんの中には将来苦労しないために、入学前に左利きから右利きへの矯正を検討される人もいます。実際、かつての日本では左利きを右利きに矯正するのが主流でしたが、現代ではむしろ矯正は不要とする考えが定着してきています

利き手の矯正が不要といわれる理由

利き手の矯正が不要といわれる理由は、大きく分けて3つあります。

1. 子供にストレスがかかる

利き手の矯正が不要という理由の1つ目は、子供にストレスがかかる恐れがあるためです。幼い頃から利き手の矯正を開始すると、脳内に新しい回路を作る過程で混乱が生じるリスクがあるといわれています。特に懸念されるのが、右と左を間違える左右失認と、言葉がスムーズに出てこない吃音症のリスクです。どちらも日常生活に少なからず支障を来す症状なので、左利きを矯正するメリットよりもデメリットの方が大きいといわれています。

2. 左利きにも優しいユニバーサルデザインが増えている

2つ目は、左利きにも優しいユニバーサルデザインが増えているためです。ユニバーサルデザインとは、年齢や性別、文化、身体状況などの差にかかわらず、最初から誰もが利用しやすく、暮らしやすい社会になることを目指したデザインのことです。例えば、ハサミや定規は左利き専用のものだけでなく、両利き用のものも販売されています。また、以前は反時計回りにひねる必要があった水道の蛇口も、レバー式のものが増えてきました。

今後、このようなユニバーサルデザインは、より幅広いジャンルに普及していくと考えられており、以前よりも左利きの人が暮らしやすい世界になりつつあります。無理に利き手を矯正しなくても、日常生活で不便を感じる割合は少なくなっていくと予想されます。

3. 左利きならではの利点がある

3つ目は、左利きならではの利点があるためです。生活上で不便さを感じることが多い左利きですが、実は左利きならではのメリットもあります。例えば、左利きは少数派なので、同じ左利きの人がいると、それだけで親近感を覚えられるでしょう。またスポーツにおいては、右利きと左利きでは弾道が変わるため、テニスやバドミントン、野球などの球技では重宝される傾向にあります。

矯正する場合のリスクと左利きならではのメリット、そして時代の変化を考えれば、無理に利き手を矯正する必要はないというのが現代の主流になりつつあります。

 

赤ちゃんの利き手と頭の形の関係

実は赤ちゃんの利き手と頭の形には少し関係があります。具体的には『指吸い』が右なのか左なのかを確認してください。例えば右の指吸いが癖づいている赤ちゃんは夜間お布団に寝ているときに右を向く習性がついてしまっている場合があります。ですので右の後頭部が扁平の斜頭症になる可能性が高いのです。

しかし指吸いと利き手の関係は明らかになっていません。最近の研究では胎児の指吸いの左右によって利き手が決まるという結果もありますが、まだまだ研究段階です。


※赤ちゃんの頭の形についての詳細は下記のページにて詳しく説明してありますので興味のある方はご参照ください。

https://www.ahsjapan.com/advantage/

AHS Japanで行っている「赤ちゃんの頭のゆがみ度測定コース」にお越しいただいた赤ちゃんも、右後頭部扁平の場合は右の指吸い癖、左もしかりというケースは確かに多いです。ここでは指吸いに関しての良し悪しは述べませんが、あまりに偏っている場合は頭の形にも着目してみてください。

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