FAQ
よくあるご質問
スターバンド治療について(治療前)
Qヘルメット治療時にスターバンドとスターバンド3Dは選択可能ですか?
ヘルメット治療申し込み時に選択可能です。ただしヘルメット治療の費用は異なります。
詳しくは「ヘルメット治療の費用」のページをご参照ください。
Qスターバンドとスターバンド3Dの主な違いについて
スターバンド3Dはスターバンドシリーズのホールド力をそのままに、カービングマシンでの調整余地を最小限にした最高峰のアクティブタイプのリモルディングヘルメットです。
赤ちゃん自身の頭の成長幅があらかじめビルドイン設計されており、内層のフォーム材を最小限にとどめることが可能なため、ヘルメット自体の軽量化が実現できました。
またスタイリッシュな見た目もさることながら、薄い外層シェルのデザインにより通気性が向上して、赤ちゃんの敏感な肌のトラブルの可能性を極限まで下げたヘルメットとなっています。
※スターバンド3Dの詳細は「スターバンド3D」のページご参照ください。
Qスターバンドとスターバンド3Dで対象月齢・装着期間の違いはありますか?
スターバンドと同様に対象月齢は定頸後~18ヶ月齢まで・中等度以上の位置的頭蓋変形・装着期間は最長6ヶ月間になります。
Qスターバンド3Dの内層でスポンジがない部分があるのですが?
リモルディングヘルメットは赤ちゃんの頭の突出部分をホールドし、扁平部分に頭囲成長を促すことで形状を矯正します。
スターバンド3Dは赤ちゃんの頭の扁平部分の内層を除外し、必要最低限の素材で完成されていますので、軽量化が実現できています。
また、除外した部分は通気性のあるデザインとなったため、汗疹等のお肌トラブルの可能性を下げることに成功しました。
Qスターバンドのヘルメット治療において医療機関の紹介状が必要ですか?
基本的には必要ですが、医療機関によって必要のない場合もあります。
詳しくはお問い合わせフォームにてご相談・ご連絡ください。
Q双子ですが一緒に測定できますか?
もちろん可能です。スキャンは一人ずつ行いますが、お待たせすることはありません。
それぞれの形状を詳しくお伝えいたします。三つ子以上も対応可能です。
Q赤ちゃんの頭の形の計測とスターバンドの調整は病院でも可能ですか?
提携医療機関(病院)では、頭のゆがみが病的要素が原因でないかの診察のみとなります※。
赤ちゃんの頭の測定とスターバンドの調整は、「AHSビジターズオフィス」または「提携のフォローアップ施設」で可能です。
※熊本県・福岡県は病院内で初回計測が可能です。詳しくは「提携医療機関」のページをご覧ください。
Qカスタマイズ製品ということですが、事前にスターバンドを見ることはできますか?
スターバンドのサンプルは、各提携医療機関、AHSビジターズオフィス(東京・関西)にてご覧いただけます。
尚、AHSビジターズオフィスには、スターバンドで治療をやり直したお子様にいただいた他社製のヘルメットもございますので、手に取って比較していただけます。
サンプルの貸出・送付は一切行っておりませんのでご了承ください。
Qどれくらいの期間、またはどれくらいの頻度で通う必要がありますか?
平均治療期間は5か月前後ですが、基本的には月齢が小さい赤ちゃんほど治療期間は短くて済みます。その他、変形レベルや装着状況、成長速度(個人差あり)によっても治療期間は異なります。
但し、単一のスターバンドで6か月以上装着を継続することは推奨されておりません。
逸脱した変形、慢性的に短い装着時間、長期に渡り装着が出来なかった場合を除き、複数のスターバンドを要することはありません。
治療期開始直後は2週間おき、装着状況が安定すれば3~5週間おきにフォローアップ訪問いただきます。
頻度についてはこちらも併せてご確認ください。
Qスターバンド治療開始までの流れを教えてください。
頭の変形が位置的(寝る姿勢等)原因で起こっていることを確かめる必要がありますので、弊社提携の医療機関を受診の上、治療の適応診断を得ていただきます。
その前後でスターバンドの製作のために頭部スキャニングを行いますが、適応診断を受けられる施設により、その実施施設・工程は異なります。詳しくは提携医療機関/フォローアップ施設をご参照ください。
スキャニング時、55種類のパターンより希望のデザイン(※スターバンド3Dは単色になります)をお選びいただき、お申込書のご提出をもってお手続きは完了します。
米国フロリダ州のOrthomerica社にてカスタマイズのスターバンドが製作され、お申込みから約2週間後にお受取り・治療開始となります。
治療の流れは「測定からヘルメット治療完了までの流れ」のページで詳しくご紹介しております。
Q月齢が高くてもヘルメット治療はできますか?
スターバンド治療については、生後4か月から7か月(8か月未満)の間で進めることが望ましいとされています。適切な時期に治療を開始できれば、効率的な治療が進められます。もちろん8か月以上の赤ちゃんも改善を得られますが、治療期間が長くなる傾向にあります。
リモルディングヘルメットでは日本では唯一のアクティブタイプであるスターバンドは、他製品のパッシブタイプのヘルメットに比較して、突出部のホールド力が強いため、高月齢の開始でも効果は発揮できます。
治療前後で平均的にどれくらいの成果が得られたか、開始月齢別グラフをこちらでご紹介しております。ぜひご参考ください。
Qヘルメット治療はどれくらいの月齢が適していますか?
スターバンドの適応時期は、生後3か月から18か月までの期間です。FDAでは、この範囲に満たないあるいは超える月齢の位置的頭蓋変形の乳幼児にスターバンドを適応することは禁忌となっています。
通常、頭蓋骨は生後7か月くらいまでに急成長し、その後も成長を続けますが、1歳を過ぎる頃には成長は緩慢になり、1歳半前後でその形状はほぼ定まります。
その頃になると、頭蓋骨を構成している各骨の縫合部分が固定化し始め、全体の硬度が更に増していくため、頭の形状をそのまま維持しながら極めて緩やかに成長は進んでいきます。
本治療は、お子様の成長を利用して理想の形状に導くというものですので、成長が著しい7か月くらいまでに進めるのが最も効果的です。ただし、スターバンドの重量(220~260g)を支える首の力が必要となり、定頸(首が据わる)していることが条件となります。
開始月齢別の成果グラフ含めこちらのページでご紹介しております。
Q赤ちゃんにスターバンド治療が必要かどうか、どうしたら判断できますか?
AHS Japanではお子様の頭の形をスタースキャナーにて3次元で捉え、その非対称さ、前後左右のバランス等を標準値と比較し、どの程度のゆがみであるかを正確な数値で提示し立体画像をご覧いただきながらお伝えします。
またお子様の月齢や頭囲、変形の傾向や程度に即したこれまでの結果例をご紹介し、成果の見込みについても検証します。(※1)それらを踏まえてスターバンド治療を選択されるかどうかをご検討いただきます。
身体機能に影響を及ぼすと考えられるような逸脱した変形でない限り、本治療は積極的に勧められることはありません。
あくまでも保護者の方が現状の歪みから起こり得る負の要素・可能性を回避したいと思われるかどうか、その価値観でご判断いただきます。(頭蓋変形が病的要因で起きている場合はこの限りではありません。)
※1)スタースキャナーによる頭部スキャンをご希望の場合は、AHSビジターズオフィス(東京・関西)・松本義肢製作所(名古屋)で開催しております「頭のゆがみ度測定コース」にご参加ください。
但し、ヘルメット治療適応の診断を得るには、AHS Japan提携医療機関をご受診いただく必要がございます。福岡県・熊本県では、測定と適応診断がオールインワンで可能です。
Qリモルディングヘルメット治療は脳の発達に悪影響をきたしませんか?
スターバンドのヘルメット治療は、頭の突出部を押す(Push)のではなく、大きくなり過ぎたところを維持するために抑え(Keep/Hold)、扁平部分に理想の空間を作り(Space/Open)、その空間へと今後の成長を導くというシンプルな治療方法です。
外力や締め付けによる矯正ではなく、脳の成長自体を阻害することはありません。
変形が起きたメカニズムを逆方向にそのまま利用しているだけで、もしこれが弊害を来すとすれば、変形が起きている時点で既に問題があるということになります。
もちろん、頭蓋が成長できる空間を確保し続けるには、定期的なスターバンドのメンテナンスが必要です。
スターバンドシリーズは、FDA(日本の厚生労働省に当たる機関)が510kとして認めるクラスⅡ医療装置で、Orthomerica社はISO-9001及びISO-13485を取得している国際的にも信頼性の高い企業です。
Qスターバンドはどのように頭の形をよくするのですか?
スターバンドは、変形が起こった原因を逆に利用し、突出側を内側に密着させて成長を抑え、扁平側が理想の形に成長するように空間を設け、頭の成長方向を導きます。
大きなずれや簡単に外れてしまうようなルーズな装着は禁忌となり、入浴時間を除いて1日23時間装着することが望まれます。
高い効果と定評のスターバンドは、外力や重力の影響を受けて変形したり寝ているときに外れてしまうことはございません。
[ご注意] 類似品・粗製品にはご注意ください。