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【医師解説】赤ちゃんの原始反射の種類・出現消失時期・左右差等について

2025.06.19

生まれたばかりの赤ちゃんは、音に驚いて手足を動かしたり、乳首などの突起物が口に触れたときに吸い付いたりといった動きを無意識で行います。これらはすべて、赤ちゃんの原始反射です。

本記事では、赤ちゃんの原始反射とその種類と特徴について解説します。

原始反射について

原始反射は、生まれてすぐの赤ちゃんが無意識下で行う反応です。
生後すぐの赤ちゃんには、まだ自分の思い通りに行動をする能力はありませんが、生きて発達していくためのたくさんの能力である原始反射を備えています。

例えば、乳首に吸いつく能力がなければ母乳やミルクを飲めませんし、刺激から身を守るような動きがなければ、生存することも難しいかも知れません。

胎児エコーで、赤ちゃんが生存と発達のため母親のお腹の中にいる時期から徐々に原始反射を身に付けている様子を見ることがあるかも知れません。

多くの原始反射は、最初の1〜2週間に完成しますが、出現・消失時期には個人差があります。

通常より早期に出現・消失するお子さんは、後に相当な優秀なお子さんになることもあります。一方原始反射の出現・消失が遅い場合や左右差のある場合には定期健診で主治医から指摘されこともあります。

原始反射の種類

赤ちゃんの原始反射にはたくさんの種類があります。特に目立つ反射には以下のようなものがあります。

哺乳関係の反射

口に乳首などが触れたときに舌を動かして吸いつく吸啜(きゅうてつ)反射や唇に何かが触れたときに首を振って探す探索反射等(”追いかけ反射”)があります。

「追いかけ反射」は、口角に触れると下唇がその側に下がり、舌が刺激された部分の方向に動いていきます。指を頬に滑るように動かすと頭をその方向に向きを変えます。上唇の中央部が刺激されると唇が上方に上ります。

赤ちゃんは哺乳の反射によって、生後すぐの時期でも母乳やミルクを飲むことができるのです。

哺乳反射は、当初の生存のためであり赤ちゃんが母乳やミルクの飲み方を十分に覚える約半年くらいの時期に、自然に消失していきます。

把握反射

赤ちゃんの手に指を近づけると、握るようなしぐさを見せることがあります。

親御さんの指を子どもの掌に当てると指で赤ちゃんを引き上げることも出来ます。これは手掌把握反射と呼ばれる原始反射です。

同じ様な足の裏の反射に足底把握反射があります。

神経系の成熟と自発運動への移行の経過と考えられ、両反射共に約2ヶ月で消失します。

モロー反射&驚愕反射

赤ちゃんをベッドに置く際に、手を開き腕を伸ばし広げ「抱きつく」様なしぐさをみせる原始反射です。生後すぐの時期から見られますが4-6カ月程で消失します。

早期産のお子さんは筋緊張が低いため弱い傾向があります。この反射には、転落や危険からの保護を促進する生存のための適応的役割の意味合いがあるといわれてます。

一方驚愕反射は、突然の音響やその他の刺激で誘発される反射で、モロー反射とは異なり、手は開かず腕を屈曲させます。

歩行反射

赤ちゃんの足の踵を床のつけると、歩くような動きを見せることがあります。これは歩行反射という原始反射です。

生後すぐの時期から見られ、一般的には2~3カ月が経過すると自然になくなっていきますが、顎の下に手を当てて頭を上方に伸ばすようにすると更に数週間この反射は継続します。

小児科医としては興味ある反射ですが、余り臨床的には重要とは思っておりません。

原始反射の出現・消失時期や左右差等について

原始反射の出現・消失時期や左右差等に問題がないかを健診で評価してもらいましょう。

医師は乳児健診で、先の原始反射以外に6-7ヶ月健診での「ランドー反射」や9-10ヶ月健診での「パラシュート反射」の有無を確認します。

原始反射に関しては個人差があり、多少の早い・遅いがありますので心配しすぎることは良くありません。先の反射評価と合わせてかかりつけ医に発達についてご相談ください。

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