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まず何から始めるべき?あかちゃんの頭蓋変形(あたまのゆがみ)に対する世界の常識

HOSHINOKO DAYORI

星の子だより

HOSHINOKO DAYORI

星の子だより

まず何から始めるべき?あかちゃんの頭蓋変形(あたまのゆがみ)に対する世界の常識

まず何から始めるべき?あかちゃんの頭蓋変形(あたまのゆがみ)に対する世界の常識

ヘルメット治療の前に確認を

ヘルメット治療が話題になる中でご両親から頂く質問も変化してきました。

最近ですと、「早く治療を開始した方がいいの?」「あまり月齢が早いと負担が…」などの治療をスタートするタイミングについてのご質問が増えているように感じます。

実際、首すわり前や3ヶ月検診の直後にお問い合わせいただくこともあります。
皆さんも低月齢でヘルメット治療をされている方をSNSで見かけた事もあるのではないでしょうか?

世界の基準

世界のヘルメット治療開始時期の基準は定頸後から※¹治療をスタートすることです。(アメリカの小児科学会、理学療法士学会、その他多くの学会が低月齢児の頭蓋変形に対して体位変換やタミータイム、理学療法の介入を推奨しています。)
※¹但し、病気が原因による頭蓋変形、既往症があるケースは除く。

AHS Japanはこの世界の基準に基づき、あかちゃんの健やかな成長に寄り添いながら、2007年よりスターバンドの販売を開始しました。

これから紹介するClinical Decision Treeは頭蓋変形の考え方の基本的な流れを表しています。

0か月~2か月

あかちゃんは、子宮内の体位や分娩過程によって出生時は頭の変形が見られる事が多く、様々な体位で過ごしながら生後約2か月位で徐々に整っていく傾向にあります。
出生時に変形がない場合でも、その後の寝かせ方が一定に偏ることで変形は起こりやすいため、寝かせる姿勢や向きを意識しながら過ごすことが大切です。
また、病気が原因で起こる頭蓋変形もあります。
形状や顔のゆがみが気になる時は、小児に特化した専門(脳神経外科または形成外科)の医療機関を受診しましょう。(頭蓋骨縫合早期癒合症は、早期の診断・治療をすることが大切です)

2か月~4か月(最も重要な時期です!)

2ヶ月~4ヶ月歳のあかちゃんは、少しずつ動くようになり寝返りや腹ばいをはじめます。
じつは、寝かせる時の姿勢や体位変換の工夫、タミータイムを行うことで頭の形状は改善する可能性があります。
生後4カ月頃まではご自宅での過ごし方を意識することが大切です!
また、この時点で形状が気になる際は、まずは「頭のゆがみ度測定コース」にお越しください。

弊社は、図①~④の流れに基づいて頭の形状を経過観察しております。

① 弊社では2か月歳から「頭のゆがみ度測定コース」を実施しています。スピーディで人体に影響のないSTARscanner(米国FDA認可)は、計測結果をその場で確認することができ、そのデータを見ながら形状を把握することが可能です。

② 現状を知ることで、体位変換やタミータイムなどの具体的な手段につながります。

③ 6~8週間(または定頸する頃)後に再度計測し、前回からのデータ比較しながら形状の変化を確認します。※この時点で形状改善しているケースも少なくありません。

④ 再計測の結果次第で「ヘルメット治療」という選択肢が生まれます。

あかちゃんの健やかな成長を見守りながら、それでも中等度以上の頭蓋変形があるのであれば「ヘルメット治療」を検討する、これがヘルメット治療の国際的なスタンダードです。

頭蓋骨が急成長をするのは4か月~7か月歳と言われており、その後は緩やかに成長をしていきます。

まずは焦らずに、あかちゃんとご家族にとってベストな選択をするためにも、AHS Japanで現在の頭蓋形状を正確に確認してみてはいかがでしょうか。

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