
HOSHINOKO DAYORI
星の子だより
赤ちゃんの頭の形を気にすべき理由は?3つの原因と治療方法を解説
赤ちゃんの頭の形がゆがんでいる場合、自己判断で様子見をするのはあまりおすすめできません。
気が付いた段階で早めに専門医に相談するなど、適切に対処する事が望ましいです。
本記事では、赤ちゃんの頭のゆがみが起きる原因や対処法を紹介します。
目次
赤ちゃんの頭の形を気にすべき理由とは?

赤ちゃんの頭の形がゆがんでしまうケースは少なくありません。
少しのゆがみであれば、周囲の大人は成長とともに治るだろうと放置してしまいがちです。
しかし、赤ちゃんの頭のゆがみに問題がないかを自己判断するのは避けた方がよいでしょう。
頭のゆがみを放置していると、さらにゆがみが進行して、家庭内の過ごし方では形が戻らなくなる可能性があります。
また、ゆがみの原因によっては健康上の問題が起きるケースもあるので、十分に注意を払いましょう。
普段から頭の形を確認しておき、気になるときには専門医に相談することをおすすめします。
赤ちゃんの頭の形がゆがむときに考えられる原因3つ
赤ちゃんの頭がゆがんでしまう原因には、向き癖の影響や出産時の外圧などが考えられます。
また、まれに頭のゆがみが先天性の病気のサインとなっていることもあります。
まずは、頭のゆがみが引き起こされる原因をチェックしていきましょう。
寝るときの向き癖
赤ちゃんの頭のゆがみが起こる大きな原因として、寝るときの向き癖が挙げられます。
赤ちゃんが寝るときに右ばかり向く、または左ばかり向くというケースは多いです。
どちらか一方を向いて寝る癖がついていると、柔らかい赤ちゃんの頭は次第にその状態のままゆがんでしまうのです。
とはいえ、上向きで寝る赤ちゃんに向き癖がつかないというわけではありません。
上向きで寝ることが多い場合、後頭部が全体的につぶれた絶壁のような形状に変形することがあります。
新生児が寝て過ごす時間は1日15~20時間と言われています。生まれたばかりの赤ちゃんは自分で寝るときの頭や体の向きを変えることができません。
右や左に偏った向き癖がつき始めるとその向きの方が安定しやすくなるため、さらにゆがみが進行してしまいます。
大人が同じ方向を向いて寝たからといって頭のゆがみが起こることはありませんが、新生児の頭蓋骨はとても柔らかいので、向き癖により頭のゆがみが起きやすいのです。脳の成長とともに頭蓋骨は拡大し、1歳前後で次第に固まっていきます。
そのため、向き癖の外圧により頭のゆがみが起きやすいのです。
出産時の圧力
出産時に頭のゆがみが起きてしまうこともあります。
特に、難産が原因で頭の形がゆがんでしまうケースは多いです。
なかなかお産が進まず、産道に頭を挟まれた状態が続くと出産後に頭の形がいびつになりやすいです。
また、難産によって吸引分娩を選択した場合、赤ちゃんの頭を引っ張るようにして出産を促すため、頭が縦に伸びたようにゆがむことがあります。
赤ちゃんの頭のゆがみは、初産で子宮や産道が狭い場合、多胎妊娠(双子)で子宮内に十分なスペースがない場合によく起こります。
こういったケースでは圧力がかかりやすいため、柔らかい頭の骨がゆがみやすくなってしまうのです。
いずれの場合も、赤ちゃんの頭がゆがんでしまうのは不可抗力といえます。
出産時には母子が健康に生まれてくることが最優先されます。
出産が原因で頭のゆがみが起きた場合には、その後の育児の中で少しずつ頭の形を気にして、向き癖などを工夫する事で改善することもあります。
病が潜んでいる可能性もある
赤ちゃんの頭のゆがみには、ごくまれに頭蓋骨縫合早期癒合症と呼ばれる病気が潜んでいることがあります。
頭蓋骨縫合早期癒合症とは、頭蓋骨の縫合部分が通常よりも早く固くなり、くっついて定着してしまう病気です。
赤ちゃんの頭蓋骨には、脳の成長に対応できるような柔らかさがあります。
また、頭蓋骨がいくつかの骨に分かれているような状態です。
成長とともに脳が大きくなると頭蓋骨は柔軟に成長して大きくなり、次第に固まって定着していきます。
しかし、頭蓋骨縫合早期癒合症が起きると頭蓋骨がいびつにくっついて、頭のゆがみが起きてしまいます。
さらに、頭の中で脳が十分に成長できなくなるおそれもあるのです。
頭蓋骨縫合早期癒合症はアペール症候群と呼ばれる遺伝性の病気の症状として現れることがあります。
ただし、遺伝要素がないケースもあり、その原因など詳しいことは明らかになっていません。
赤ちゃんの頭のゆがみに関して不安な点があるときには、早めに専門医に相談しておくのがおすすめです。
赤ちゃんの頭の形がゆがんでしまったときの治し方
赤ちゃんの頭のゆがみをそのままにしていることには大きなリスクがあります。
赤ちゃんの頭がゆがんでいると感じたときには、意識的な矯正を行いたいものです。
ここからは、赤ちゃんの頭のゆがみを治す方法をチェックしていきましょう。
赤ちゃんの寝るときの体位をこまめに変える
赤ちゃんに向き癖がある場合は、寝るときの体位を変えるようにしてください。
右を向きやすい子は左に、左を向きやすい子は右に向けるようにするだけで、頭のゆがみは改善しやすくなります。
向き癖を治すために赤ちゃん用の枕を取り入れるのも一つの方法です。
また、背中のうしろにタオルなどを入れて向きを調整する予防方法もあります。
ただし、枕やタオルを使って体位を変えるときには、赤ちゃんが窒息することがないよう注意深く見守りましょう。
上を向いて寝る時間を減らす
赤ちゃんは生後3カ月くらいまでは寝返りをせず、同じ方を向いて寝てしまうことが多いです。
しかし、生後4カ月位からは寝返りが行えるようになり、ある程度自由に動かせるようになります。
もちろん赤ちゃんの寝返りの時期など成長に個人差はありますが、目安として4カ月位を過ぎたら、上を向いて寝る時間を減らすという方法で頭のゆがみの矯正をしてみましょう。
さまざまな向きで抱っこをしたり、寝返りのまましばらくうつ伏せにしたりと工夫すれば、向き癖によって起きた頭のゆがみが改善することもあります。
また、うつ伏せ寝によって乳幼児突然死症候群SIDSが起きやすくなるといわれているので、うつ伏せのまま寝かせるのは極力避けた方が良いでしょう。
ヘルメット治療を取り入れる
おかげさまで、ヘルメット治療がたくさんの人に認知されてきております。
ヘルメット治療とは、赤ちゃんの頭に小さなヘルメットを装着し、向き癖などによって起きたゆがみを治していく方法です。
強いゆがみが起きている場合でも、ヘルメット治療を続ければ次第に頭の形が整っていきます。
赤ちゃんの頭が柔らかい低月齢のうちにヘルメット治療を始めれば、高い効果を得やすくなります。
赤ちゃんの頭のゆがみが気になるときには、ヘルメット矯正について専門医に相談してみましょう。
赤ちゃんの頭の形をこまめにチェックして上手に形を矯正していこう
赤ちゃんの頭はゆがみやすいものですが、ゆがみが起きているときに放置するのは避けた方がよいです。ゆがみをそのままにしていると、形がいびつなまま定着してしまうことがあります。
寝るときの向きを変えたり、タミータイムを取り入れたりと工夫して頭の形を矯正しましょう。
ご家庭での工夫でも変化がみられない場合はヘルメット治療をご検討ください。
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